今日、一日の中で二つの出来事があった。
一つは、母の認知症の検査。
「認知症の可能性があります。」
その言葉を受け、これから詳しい検査や介護認定変更の手続きが始まることになった。
母にとっては大きなショックだったと思う。
でも僕にとっては、「ようやくここまで来た」という気持ちもあった。
介護は、一人で抱え込むものではない。
そう何度も自分に言い聞かせながら、少しずつ周りの力を借りる準備が始まった。
もう一つは、仕事での出来事。
夜、公衆電話から一本の電話がかかってきた。
事故を起こしたという高齢の男性だった。
携帯電話は壊れたまま。
固定電話もつながらない。
家族、身内はいない。
焦りから、自分の伝えたいことだけがあふれ出し、なかなか会話が噛み合わなかった。
電話を切ったあと、ふと考えた。
もし、自分がこの先、一人で歳を重ねたら、どんな毎日を送りたいだろう。
母の姿。
仕事で出会った男性の姿。
一見すると別々の出来事だった。
でも、どちらも同じ問いを僕に投げかけていた。
「未来の自分を、どう育てていきますか。」
老後は、ある日突然やってくるものではない。
今日という一日の積み重ねが、未来をつくっていく。
朝、お茶を淹れること。
仏壇に手を合わせること。
お弁当を作ること。
仕事で誰かを支えること。
帰宅して、ご飯を炊き、片付けをすること。
そして、一日の終わりに自分と向き合うこと。
そんな何気ない暮らしの積み重ねが、未来の自分を少しずつ育てている。
Back & Peaceを始めてから、僕は人生を「特別な出来事」で変えようとするのではなく、「毎日の暮らし」の中に意味を見つけるようになった。
未来は、「いつか」やってくるものではない。
今日の選択が、未来の自分を育てている。
だから今日も、自分の暮らしを大切に生きよう。
一歩ずつ。
未来の自分のために。

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