館山に到着した。
慌ただしく移動しながら迎えた夕方だったけれど、車を運転していると突然、目の前に神々しいほどの夕日が現れた。
その横には虹も見えていた。
あまりの美しさに車を止めたくなった。
動画も撮りたかった。
でも運転中だったし、止まれる場所もなかった。
だから、そのまま光を浴びながら走り続けた。
そして思った。
「この夕日は、僕のピース(ハート)に記録しておこう。」
写真にも動画にも残せなかったけれど、その時の光や感動は今もはっきり残っている。
本当に大切な景色というのは、カメラの中ではなく、自分のピース(ハート)の中に残るものなのかもしれない。
太陽の光を浴びながら感じたのは、ただ綺麗だということだけではない。
自分にとって光は、心を再生させてくれるものだ。
疲れや迷い、不安や悲しみ、そして長い年月の中で抱えてきた様々な想いを包み込み、新しい力を与えてくれる存在。
今日、その光を全身で受け取った気がした。
12年前にもこの土地を訪れた。
あれから本当にたくさんの出来事があった。
苦しかったことも、乗り越えてきたことも、すべて今の自分をつくっている。
そして今、再びこの場所に立っている。
今日気づいたことがある。
新しい朝を迎える前には、まず夕日を見送ることが必要なのかもしれない。
終わりを受け入れること。
ここまで歩いてきた自分を認めること。
そして感謝とともに一区切りをつけること。
その先に、新しい朝はやってくる。
明日は安房神社へ。
12年という時間を振り返りながら、自分がどこから来て、いまどこにいて、これからどこへ向かうのかを感じてこようと思う。
この小さな気づきを胸に刻みながら。
そしてまた新しい旅が始まる。

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